理学療法42巻10号 11月28日発行

特集 脳卒中患者の低栄養と理学療法   定価:2,200円(税込)

 低栄養状態もしくはそのリスクを有する脳卒中患者において、エネルギー摂取をはじめとした各栄養素の摂取が著しく低下している場合には、理学療法による身体活動の促進が、かえって負の影響を及ぼすことも懸念されます。したがって、脳卒中患者に対して運動療法を介して身体活動を増加させる際には、低栄養状態もしくはそのリスクを考慮した対応が不可欠となっています。


 本特集においては、脳卒中の臨床現場におけるリハビリテーション栄養の考え方や低栄養の評価および低栄養予防の実践について述べていただき、病期毎(急性期・回復期)や在宅での低栄養対策、さらには低栄養の管理と並行して身体機能改善のために促進する身体活動のマネジメント方法など、具体的な方策について述べていただきました。


    • 脳卒中患者におけるリハビリテーション栄養の考え方
    •  【永野彩乃,前田圭介】
    • 脳卒中患者における低栄養予防
    •  【井上達朗】
    • 脳卒中患者における低栄養の評価
    •  【小川真人】
    • 低栄養の脳卒中患者における身体活動マネジメント
    •  【清水夏生】
    • 急性期脳卒中患者の低栄養と理学療法
    •  【折内英則】
    • 回復期脳卒中患者の低栄養と理学療法
       【長野文彦】
    • 在宅脳卒中患者の低栄養と理学療法
    •  【木須達哉,松下武矢,永田春輔】 

      ● 講 座

  • 臨床評価における定量的データの収集と解釈の進め方30―臨床評価の標準化と最適な理学療法プログラム立案のための課題
  •  【髙橋忠志】