理学療法41巻4号 4月27日発行

特集 インクルーシブ教育における理学療法士の役割と実際   定価:1,980円(税込)

 「インクルーシブ教育システム」とは「障がいを持った人が、精神的・身体的な能力等を最大限にまで発達させ、社会参加を可能にするという目的の下で、障がいの有無に関わらず共に学ぶことができるようにする仕組みのこと」と記されています。

 
 特別支援学校等に理学療法士の配置が求められるようにもなり、それらの現場で活動する理学療法士も増えてきており、その活動としては、
①発達の専門家として、教育現場でリハビリテーションおよび理学療法の理論や知識および技能・手段を用いた療育支援
②発達分野の理学療法の知識および技能を有する教員として、児童・生徒の学習および生活等の教育支援
といった役割が期待されています。
 
 学校保健・特別支援教育理学療法部会を中心に、理学療法士が教員として特別支援学校に入職し、教育的リハビリテーションの専門家として活躍できるよう取り組みが進められています。

  • インクルーシブ教育における理学療法士の役割と実際
     【多田智美】
  • インクルーシブ教育における理学療法士の役割と実際—脳性麻痺児
     【川崎詩歩未】
  • インクルーシブ教育における理学療法士の役割と実際—知的障害・発達障害児
     【信迫悟志】
  • インクルーシブ教育における理学療法士の役割と実際—重症心身障害児・医療ケア児
     【成田亜希】
  • インクルーシブ教育における理学療法士の役割と実際—二分脊椎児
     【山村友里】
  • インクルーシブ教育における理学療法士の役割と実際—病弱・身体虚弱児
     【川野晃裕】
  • インクルーシブ教育における理学療法士の役割と実際—病院・施設、家庭・学校、地域社会の連携
     【馬屋原康高】
  • ● 講 座

  • 知覚・認知と運動制御23―パーキンソン病患者における知覚・認知と運動制御
     【近藤夕騎】
  • 臨床評価における定量的データの収集と解釈の進め方14―筋力のデータ収集と解釈の進め方
  •  【山野宏章,安浦優佳,粕渕賢志,瓜谷大輔】