特集 がん患者の病期別緩和ケアにおける理学療法士の役割 定価:1,980円(税込)
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日本での緩和ケアの対象者は「末期の悪性腫瘍または後天性免疫不全症候群に罹患した者」と疾患が限定されています。
がん患者の緩和ケアの課題は、①診断時、②治療期、③終末期の3期に分けられ、早期から維持期・末期までを対象に積極的に行われるようになり、その中で緩和ケアチームの一員である理学療法士に対する
期待は大きいと考えられています。
そこで本特集では、がん患者の緩和ケアにおける理学療法士の役割について、病期別に整理し、理学療法士の関わり方の要点と具体的な理学療法のプログラムについて、事例を交えるなどして述べていただきました。
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- がん患者の病期別緩和ケアの現状と今後の理学療法士への期待
【関根龍一】 - ・病期別の緩和ケアの現状
- ・がん緩和ケアにおけるリハビリテーションおよび理学療法の役割と期待
- がん患者の病期別緩和ケアにおける理学療法士の役割
【中野治郎,福島卓矢,石井瞬】 - ・病期別緩和ケアにおける理学療法士の役割
- ・診断期の緩和ケアにおける理学療法
- ・治療期の緩和ケアにおける理学療法
- ・終末期の緩和ケアにおける理学療法
- ・緩和ケアにおける理学療法評価
- 診断期がん患者の緩和ケアにおける理学療法士の役割
【阿部真佐美,井平光】 - ・診断期がん患者の緩和ケアにおける理学療法の現状
- ・診断期がん緩和ケアに関わる理学療法士に必要な知識とその役割
- ・理学療法プログラムの立案とリスク管理
- 治療期がん患者の緩和ケアにおける理学療法士の役割
【小林大祐,上野順也】 - ・治療期がん患者の緩和ケアにおける理学療法の現状
- ・理学療法士に必要な知識
- ・がん患者の身体機能・QOL・倦怠感の評価
- ・理学療法士の役割
- ・治療期がん患者の緩和ケアにおける理学療法―リスク管理・プログラム立案の具体例
- 末期がん患者の緩和ケアにおける理学療法士の役割
【吉田裕一郎】 - ・終末期がん患者に関わる理学療法士の基本的姿勢
- ・目標設定の方法
- ・終末期がん患者の理学療法の実際
- ・症例提示
- ・多様性の中での関わり
- 終末期がん患者に対する多職種連携の取り組みと理学療法士の役割
- 【上原立資】
- ・がん患者の死亡場所
- ・支持療法と緩和ケア
- ・多職種チームについて
- ・理学療法の実際
- ・小児がん,AYA世代(adolescent and young adult)がん患者
- ・症例提示
● 講 座
- 知覚・認知と運動制御17―言葉を用いた運動支援
【樋口貴広,中本浩揮】 - ・丁寧すぎるは諸刃の剣:過度な言語指導の弊害
- ・理想的な動きの探索を引き出すために
- 臨床評価における定量的データの収集と解釈の進め方8―運動器疾患の超音波診断装置によるデータ収集と解釈の進め方
- 【河端将司,松崎正史】
- ・運動器疾患に対する理学療法士による臨床的なエコーの使い方
- ・エコーの定量的データの解釈と臨床応用について
- ・エコー定量評価のピットフォール