理学療法38巻1号

特集 肩関節周辺の外傷・障害に対する理学療法診断の進め方   定価:1,980円(税込)

37巻8号の特集「股関節周辺の外傷・障害」,
37巻12号の特集「膝関節周辺の外傷・障害」に続き,
「肩関節周辺の外傷・障害」に対する理学療法診断の進め方を取り上げます.

「理学療法診断」とは具体的に,
「理学療法士の知識と経験に加え,
理学療法検査の標準値 と 対象者の測定値を比較することにより,
科学的根拠に基づいた治療の選択 と 運動機能障害の予後予測を可能にするため,
臨床推論の妥当性を可視化する」とされています.

この考え方は理学療法のさらなる発展を視野に入れる時,
多くの考え方が提示され深化されていくべきものと考えられ,
本特集ではこの「理学療法診断」の定義に沿って述べていただきます.

  • 肩関節周辺の外傷・障害の病態特性
     【乾 浩明】
  • ・肩関節のバイオメカニクス
  • ・拘縮
  • ・不安定症
  • ・投球障害
  • 肩関節周辺の外傷・障害に対する理学療法診断の進め方
     【高橋友明,畑 幸彦】
  • ・肩関節疾患に対する理学療法診断とは
  • ・肩関節疾患における運動機能障害同定のための評価
  •  1.疼痛評価
  •  2.肩甲上腕関節の可動域評価
  •  3.触診評価
  •  4.筋力評価
  •  5.腱板機能評価
  •  6.肩甲胸郭関節の可動性評価
  •  7.体幹・下肢関節に対する評価
  •  8.問診・主観的評価
  • ・肩関節運動機能障害がもたらす問題点の把握
  •  1.疼痛について
  •  2.肩甲上腕関節における可動域制限
  •  3.触診について
  •  4.筋力について
  •  5.腱板機能について
  • ・肩関節運動機能障害に対する治療手段の選択
  •  1.疼痛の治療法選択:ポジショニング
  •  2.短縮筋の治療法選択:ダイレクトストレッチング
  •  3.関節可動域制限の治療法選択:持続伸張
  •  4.良好な術後治療成績を得るための治療法選択:術前理学療法,術後早期の肩関節可動域の目標値
  • 肩関節不安定症に対する理学療法診断の進め方
     【川井誉清】
  • ・肩関節不安定症の障害像
  • ・理学療法診断の考え方と非外傷性肩関節不安定症の理学療法診断の進め方
  • ・症例呈示
  •  1.現病歴
  •  2. X 線画像所見
  •  3.整形外科テスト
  •  4.肩甲胸郭関節の評価
  •  5.その他の理学療法評価
  •  6.治療アプローチの選択
  •  7.効果判定
  •  8.予後について
  • ・今後の課題
  • 肩腱板板損傷に対する理学療法診断の進め方
     【石垣智恒,松本尚,山中正紀】
  • ・腱板損傷について
  • ・肩インピンジメントについて
  • ・腱板損傷に対する理学療法診断の進め方
  •  1.肩甲上腕関節運動
  •  2.肩甲骨運動
  • ・主な理学療法検査
  •  1.肩インピンジメントの鑑別
  •  2.腱板筋の損傷鑑別テストの感度と特異度
  •  3.肩甲骨評価
  • ・症例提示
  •  1.症例1
  •  2.症例2
  • ・今後の課題
  • 肩関節周囲炎に対する理学療法診断の進め方
     【春名匡史,立花 孝】
  • ・肩関節周囲炎の患者が呈する障害像
  • ・理学療法診断の考え方
  • ・肩関節周囲炎に対する理学療法診断の進め方
  • ・症例提示
  •  1.症例1
  •  2.症例2
  • ・理学療法の効果をどのように判断したか
  • ・今後の課題
  • 投球障害肩に対する理学療法診断の進め方
     【田中大夢,松田匠生,鈴川仁人】
  • ・投球障害肩の患者が呈する障害像
  •  1.投球障害肩の疫学
  •  2.投球障害肩の分類
  •  3.肩峰下インピンジメント
  •  4.インターナルインピンジメント
  • ・投球障害肩の患者に対する理学療法診断の進め方
  •  1.問診
  •  2.疼痛検査
  •  3.疼痛増悪・減弱テスト
  •  4.アライメント
  •  5.関節運動パターン
  •  6.可動域・可動性
  •  7.筋力・筋機能検査
  •  8.動作分析
  •  9.ゴール設定
  • ・症例提示
  •  1.症例紹介
  •  2.評価(R/L)
  •  3.臨床推論
  •  4.治療アプローチの選択
  •  5.効果判定
  • ・今後の課題
  • 鎖骨骨折および肩鎖関節脱臼に対する理学療法診断の進め方
     【織田 薫,青木啓成,岩谷友倫】
  • ・鎖骨骨折および肩鎖関節脱臼の患者が呈する障害像
  • ・理学療法診断の考え方
  • ・鎖骨骨折および肩鎖関節脱臼の患者に対する理学療法診断の進め方
  •  1.当院における理学療法の処方までの流れ
  •  2.受傷または手術からの時期に応じた理学療法診断の進め方および留意点
  • ・鎖骨骨折および肩鎖関節脱臼に対する治療法の選択
  •  1.鎖骨骨折および肩鎖関節脱臼への当院の取り組みの概要
  •  2.鎖骨骨折および肩鎖関節脱臼の理学療法プロセスと臨床推論
  • ・鎖骨骨折および肩鎖関節脱臼の理学療法の実際
  •  1.医療および画像所見からの情報収集
  •  2.肩関節周囲筋の触診のポイント
  •  3. ROM 評価と治療
  • ・理学療法の効果判定とは
  • ・今後の課題
  •  
  • ● 講 座

  • 運動学習3―総論3:観察による動作指導と運動学習
     【川崎 翼】
  • ・観察による動作指導のこれまで
  • ・ AOT と観察学習の理論的背景
  • ・ AOT の効果
  • ・より効果的な AOT を導くための工夫
  • ・ AOT を行う際の注意点
  • ・今後の展望と課題
  • 加齢に伴う運動器の変化と理学療法の視点16―加齢に伴う歩行能力の変化と理学療法
  •  【川田将之】
  • ・歩行能力の評価
  • ・加齢の歩行への影響
  • ・歩行に対する理学療法介入