理学療法37巻7号

特集 足の障害と靴   定価:1800円+税

靴の提供は,患者個々への靴の処方を踏まえて,チームによって行われます.

そこでまず医師の立場から,足の機能・構造障害に対する靴の処方について,
理学療法士に対する要望も含めて述べていただきます.

より良い靴を患者に提供するにあたって靴の形状と足圧分布特性を把握し
参考にすることは有意義であり,その最新知見,足の機能・構造障害と靴との関連性,
さらに医師との連携のあり方についても述べていただき,
加えて,それぞれの足の障害を理学療法の視点からどのような点を補正した靴を提供すべきかについて,
症例を交えて述べていただきます.

  • 足の構造・機能障害に対する靴の処方
    【増田陽子,大関 覚】
  • ・足部アーチの構造と機能
  •  1.内側縦アーチ
  •  2.外側縦アーチ
  •  3.横アーチ
  • ・歩行と足部
  • ・足部の疾患と靴の処方
  •  1.内反発尖凹足変形
  •  2.扁平足変形
  •  3.外反母趾と開張足
  •  4.凹足
  •  5.リウマチ足部変形
  • 靴の形状と足圧分布特性
    【金井秀作,岡村和典,長谷川正哉】
  • ・靴の形状と足の動態
  • ・足圧の動態と足圧分布計測
  • ・足圧分布分析の研究のトピックス
  • ・足圧分布分析の課題
  • 足の構造・機能障害と靴
    【坂口 顕】
  • ・足関節周囲の構造と機能
  •  1.足の骨構造
  •  2.足の動きに関わる筋
  •  3.足部の骨構造とその働き
  •  4.距骨下関節の関節運動
  •  5.距骨下関節の動きと中足部の可動性
  • ・歩行と距骨下関節
  • ・クロスサポートメカニズム
  • ・クロスサポートメカニズムの機能不全と足の異常
  • ・靴の構造と機能
  •  1.靴の構造
  •  2.靴のサイズとJIS規格
  • ・靴が足に及ぼす影響
  •  1.サイズ
  •  2.靴を処方する前に「正しい履き方」の教育
  •  3.踵は踏まない
  •  4.ベルクロの利用
  • ・医師との連携
  • 外反母趾および扁平足と靴 
    【根地嶋 誠】
  • ・外反母趾および外反母趾に関連する足部変形
  •  1.外反母趾の基礎知識
  •  2.扁平足の基礎知識
  •  3.外反母趾,扁平足が及ぼす影響
  • ・靴およびインソール
  •  1.外反母趾に対する靴の指導
  •  2.靴およびハイヒールとインソール
  • 関節リウマチ患者の足の障害と靴
    【祖川稔史】
  • ・足部障害の種類―RA でよくみられる足部変形
  •  1.開張足
  •  2.外反母趾
  •  3.槌趾変形,鉤爪変形
  •  4.扁平足
  •  5.その他
  • ・RA による足部病変の進行
  •  1.前足部から生じる障害パターン
  •  2.中足部から生じる障害パターン
  • ・RA による病変と靴への介入
  •  1.靴選びのポイント
  •  2.足底板での介入
  • ・今後の課題
  •  1.いかに早期から足部に介入できるか
  •  2.外側縦アーチへの介入方法
  • 糖尿病患者の足病変と靴
    【河辺信秀,渡部祥輝】
  • ・糖尿病足病変の病態と靴への介入が必要な理由
  •  1.糖尿病足病変の予防と治療
  •  2.糖尿病足病変の病態
  •  3.リスク分類
  • ・発症予防期の介入
  • ・再発防止期の介入
  • ・創傷治癒期の介入
  • 小児の足の障がいと靴 
    【井上潤一,井上響平】
  • ・年齢別の靴への対応の考え方
  •  1.幼児期(1~6歳)
  •  2.学童期(7~12歳)
  •  3.中学生~高校生(13~18歳)
  • ・理想的な歩行とは
  • ・入谷式足底板療法について
  • ・子どもの足の障がい別の靴の補正方法
  • ・症例提示
  •  1.症例1(3歳男児,健常児,診断:浮き指)
  •  2.症例2(9歳女児,診断:知的障がい,外反母趾,重度外扁平足)
  •  3.症例3(18歳男児,診断名:痙直型脳性麻痺,内反尖足)
  • ・巻爪への対応方法
  • ● 講 座

  • 加齢に伴う運動器の変化と理学療法の視点11―加齢に伴う足部の変化
    【石田由佳子,田中康仁】
  • ・外反母趾
  • ・外反扁平足
  • ・変形性足関節症
  • 理学療法士に必要な栄養学の知識14―高齢骨折患者に対する理学療法の一環としての栄養管理
  • 【高橋浩平】
  • ・高齢骨折患者の栄養状態
  • ・高齢骨折患者の低栄養の原因
  • ・栄養評価
  • ・高齢骨折患者に対する栄養理学療法