理学療法42巻8号 9月30日発行

特集 運動器疾患の理学療法における患者立脚型評価の活用方法   定価:2,200円(税込)

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 本号の特集,患者立脚型評価(患者報告アウトカム)(Patient-Reported Outcome Measures:PROMs)とは,患者自身に現在の状態を質問票にて回答してもらう評価法です.機能テストや画像検査では評価できないような症状の抽出が可能であること,さらに,治療効果が日常生活にどの程度反映されているか判断する材料を取得できることなどの利点が挙げられています.

 
米国ではPROMIS(Patient Reported Outcome Measurement Information System)と称するコンピュータ適応型テスト(Computerized Adaptive Testing:CAT)を用いたシステムが開発・導入されてきています.
 
対象者の主観的なQOLの状態を評価するPROMsについての理解は,臨床および研究における理学療法効果の捉え方だけでなく,多職種連携のあり方や理学療法士の役割の再確認にも不可欠なものとなります.


  • 患者立脚型評価の特徴と理学療法における活用意義
     【森山英樹】
  • 頚部疾患患者の理学療法における患者立脚型評価の活用方法
     【吉川和希】
  • 腰部疾患患者の理学療法における患者立脚型評価の活用方法
     【末廣忠延,浅田啓嗣】
  • 肩関節疾患患者の理学療法における患者立脚型評価の活用方法
     【原田伸哉】
  • 股関節疾患患者の理学療法における患者立脚型評価の活用方法
     【三田村信吾】
  • 膝関節疾患患者の理学療法における患者立脚型評価の活用方法
     【谷口隆憲,田中創,西上智彦】
  • 足関節疾患患者の理学療法における患者立脚型評価の活用方法
     【越野裕太】
  • ● 講 座

  • 多職種連携実践と多職種連携教育14―多職種連携教育と多職種連携実践の効果に関する評価
     【春田淳志】
  • 臨床評価における定量的データの収集と解釈の進め方28―ICT(情報通信技術)を活用したデータの収集と解釈の進め方
  •  【小山総市朗】