特集 理学療法において対象者のレジリエンスを高めるための技法と効果 定価:2,200円(税込)
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理学療法の文脈でのレジリエンスとは、患者が理学療法のプロセスにおいて、困難や挫折を乗り越え、積極的に治療に参加し続ける力です。 この力には、身体的な回復力だけでなく、精神的・心理的な回復力も含んでおり、治療へのモチベーション維持、自己効力感の向上、そして最終的には患者のQOL(生活の質)の向上に寄与します。
個人が特定の目標に向かって行動するための内的・外的な要因の総体であるモチベーションを高める手法を理学療法に取り入れていく必要があり、そのためには、患者とのやりとりの中で共通の目標を模索し、理学療法の教育的アプローチの一環としてティーチング(教育)やコーチング、そして、認知行動療法の技法も活用し、患者の機能や能力を高めていくことが重要となります。
そこで本特集では、理学療法士が対応する各分野の対象者が抱えることの多い心身の問題を取り上げ、対象者のレジリエンスを高めるための具体的な手段や工夫、そして、展開方法について述べていただきます。
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- 理学療法において対象者のレジリエンスを高めるための技法と効果
【上薗紗映】 - 理学療法において対象者のレジリエンスを高めるためのコーチングの技法と効果
【山田真伸】 - 理学療法において対象者のレジリエンスを高めるための認知行動療法の技法と効果
【木村圭佑】 - 高齢障害者の理学療法においてレジリエンスを高めるための技法と効果
【安齋紗保理】 - 小児疾患患者の理学療法においてレジリエンスを高めるための技法と効果
【横山美佐子】 - 進行性慢性疾患患者の理学療法においてレジリエンスを高めるための技法と効果
【春山幸志郎】 - スポーツ傷害患者の理学療法においてレジリエンスを高めるための技法と効果
【信太奈美】 -
● 講 座
- 多職種連携実践と多職種連携教育12―多職種連携教育におけるコミュニケーション能力と「話し合い」のあり方の理解
【新井利民】 - 臨床評価における定量的データの収集と解釈の進め方26―脳波計による脳波,fMRIのデータの収集と解釈の進め方
- 【高村優作】