リハビリテーションのための人間発達学[第3版]

<高評価のベストセラーテキスト 第3版> 2021年3月31日 刊行

リハビリテーションのための人間発達学 [第3版]

大城昌平/儀間裕貴 編集

B5判 2色刷 288頁 2021年
ISBN:978-4-907347-90-1

定価3,960円(税込)

 

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 ・人間発達学構築に寄与した研究者の最小限の情報も付記

 

  < 目 次 >

 

・第3版刊行にあたって 大城昌平/儀間裕貴

  •  第1章 総 論  大城昌平
  • A.人間発達学とは―なぜ人間発達学を学ぶのか
    B.発達とは
    C.発達の要因
     1.遺伝と環境
     2.発達の基本法則
       ⑴ 一定の方向と順序がある
       ⑵ 連続的な過程である
       ⑶ 異速性がある
       ⑷ 個人差がある
       ⑸ 分化・統合の過程である
     3.発達の臨界期
       ⑴ ローレンツの刻印づけ現象
       ⑵ ヒューベルとウィーセルの片眼遮蔽実験
       ⑶ ニューポートの第二言語獲得試験
     4.人間発達の枠組み(領域)
     5.発達段階(ライフステージ)の分類
    D .発達理論
     1.精神分析的発達論:フロイト
     2.心理社会的発達論:エリクソン
     3.認知発達論:ピアジェ
     4.学習理論
      1)行動主義的学習理論
       ⑴ 古典的条件づけ
       ⑵ オペラント条件づけ(道具的条件づけ)
      2)認知理論
       ⑴ ケーラーの洞察説
       ⑵ トールマンのサイン・ゲシュタルト説
       ⑶ レヴィンの場の理論
     5.運動の発達理論

 

  •  第2章 胎生期(胎児期)・新生児期の発達  儀間裕貴
  • A.発達学的特徴
     1.身体
      1)胎児期の身体の発達
      2)新生児期の身体の発達
      3)分娩による循環動態の変化
     2.運動
      1)胎生期の運動の発達
      2)新生児期の運動の発達
       ⑴ 背臥位
       ⑵ 腹臥位
     3.認知
      1)感覚と知覚
      2)視覚・聴覚・味覚
      3)触覚
      4)痛覚
     4.心理(情緒)
      1)意識状態(ステート)
      2)コミュニケーション能力
     5.社会性
    B.発達学的課題
     1.発育に影響する因子
      1)胎児因子
      2)母体因子
     2.各器官の発達の敏感期
     3.新生児仮死
    C.発達学的評価
    D.主な疾患・障害とリハビリテーション
     1.概要
     2.主な疾患・障害とリハビリテーションの要点
      1)低出生体重児
      2)呼吸リハビリテーション
      3)感覚運動経験の支援
      4)家族・育児支援

     

    •  第3章 乳児期の発達  松田雅弘
    • A.発達学的特徴
       1.身体
        1)身体的成長
         ⑴ 体重
         ⑵ 身長と身体各部の釣り合い(プロポーション)
         ⑶ 頭部の成長:頭囲・脳重量・泉門閉鎖
         ⑷ 胸囲
         ⑸ 歯・骨
         ⑹ 脊柱の変化
        2)生理的成熟
         ⑴ 呼吸・脈拍・血圧・体温
         ⑵ 中枢神経系
         ⑶ 感覚器系
       2.運動
        1)粗大運動発達
         ⑴ 乳児期前期の粗大運動発達
         ⑵ 乳児期後期の粗大運動発達
         ⑶ 粗大運動発達と反射
        2)微細運動発達
         ⑴ 乳児期前期の微細運動発達
         ⑵ 乳児期後期の微細運動発達
       3.認知
         ⑴ 新生児期
         ⑵ 1~4 カ月
         ⑶ 4~8 カ月
         ⑷ 8~12 カ月
       4.言語
       5.情動
       5.社会性
      B.発達学的課題
      C.主な疾患・障害とリハビリテーション
       1.概要
       2.主な疾患・障害とリハビリテーションの要点
        1)脳性麻痺
        2)二分脊椎
        3)ダウン症候群
        4)発達障害

     

    •  第4章 幼児期前期・後期の発達  塩津裕康
    • A.発達学的特徴
       1.身体
       2.運動
        1)粗大運動発達
        2)微細運動発達
       3.認知
        1)感覚運動的から表象的思考期へ
         ⑴ 感覚運動期
         ⑵ 表象的思考期
        2)概念の発達への過程
       4.心理(情緒)
        1)感情の分化
        2)自己の発達
       5.社会性
        1)社会性の基礎
        2)共同注意
        3)心の理論
        4)自律性・自主性
       6.遊び
        1)遊びの発達
        2)社会的遊び
      B.発達学的課題
      C.主な疾患・障害とリハビリテーション
       1.概要
       2.主な疾患・障害とリハビリテーションの要点
        1)自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害
        2)注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害
        3)発達性協調運動症/発達性協調運動障害
        4)知的能力障害
        5)筋ジストロフィー

     

    •  第5章 学童期の発達  日田勝子
    • A.発達学的特徴
       1.身体
        1)身体的成長
         ⑴ 身長・体重
         ⑵ 歯・骨
        2)生理的成熟
         ⑴ 性成熟
         ⑵ 呼吸・脈拍・血圧
       2.運動
        1)粗大運動発達
         ⑴ 学校教育と運動
         ⑵ 学童期の体力
        2)微細運動発達
       3.認知
        1)ピアジェ理論からみた認知機能の発達
         ⑴ 脱中心化
         ⑵ 論理的思考
        2)文字言語の発達
        3)文章表現
       4.心理(情緒)
        1)社会的感情
        2)自尊感情
       5.社会性
        1)仲間関係
         ⑴ 低学年
         ⑵ 中学年
         ⑶ 高学年
         ⑷ 仲間関係の変化
        2)自己制御力
      B.発達学的課題
       1.身体発達と肥満
       2.心理社会的発達とストレス
      C.主な疾患・障害とリハビリテーション
       1.概要
        1)自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害
        2)注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害
        3)発達性協調運動症/発達性協調運動障害
        4)限局性学習症/限局性学習障害
       2.主な疾患・障害とリハビリテーションの要点
        1)神経発達症群/神経発達障害群
        2)脳性麻痺

     

    •  第6章 青年期の発達  大城貞則
    • A.発達学的特徴
       1.身体
        1)身体的発達
        2)第二次性徴
         ⑴ 第二次性徴到来のメカニズム
         ⑵ 第二次性徴時の身体的変化
        3)青年期の脳の発達
         ⑴ 青年期に起こる脳内ネットワークの改変
         ⑵ 脳の成熟と青年期の行動
       2.運動
        1)青年期の運動機能
        2)青年期の姿勢制御
      B.発達学的課題
       1.認知
       2.アイデンティティ
       3.社会性
        1)青年期の社会性の形成
        2)青年期の向社会的行動と仲間の影響
       4.思春期の性
      C.主な疾患・障害とリハビリテーション
       1.青年期の精神障害
        1)統合失調症
        2)気分障害
         ⑴ 単極性うつ病
         ⑵ 双極性障害
        3)摂食障害
         ⑴ 神経性やせ症
         ⑵ 神経性過食症
       2.青年期の精神障害のリハビリテーション展開時の留意点
       3.青年期の引きこもり

     

    •  第7章 成人期の発達  多田智美
    • A.発達学的特徴
       1.身体
        1)骨・関節
        2)血管・循環器
        3)肺・呼吸器
        4)免疫
       2.運動
        1)筋・筋力
        2)体力
        3)バランス能力
       3.認知
       4.心理
      B.発達学的課題 
        1)人生半ばの過渡期
        2)喪失の意義
        3)他者のための自己の確立
        4)危機の受容とその理解・介入と支援
      C.主な疾患・障害とリハビリテーション
        1)生活習慣病
        2)メンタルヘルス
        3)更年期障害
        4)発達障害
        5)悪性新生物(がん)

     

    •  第8章 老年期の発達  村田 伸
    • A.発達学的特徴
       1.身体
        1)形態的な変化
        2)骨
        3)筋
        4)神経
        5)感覚
       2.運動
        1)筋力
        2)反応時間
        3)持久力
        4)歩行
        5)姿勢調節
       3.認知
        1)知能
        2)記憶
        3)注意
       4.心理(情緒)
        1)感情・気分
        2)性格
       5.社会性
        1)高齢社会
        2)ライフサイクル
      B.発達学的課題
        1)老年期への適応
        2)サクセスフル・エイジング
      C.発達学的評価
       1.身体機能評価
       2.認知機能評価
       3.心理機能評価
      D.主な疾患・障害とリハビリテーション
       1.概要
       2.主な疾患・障害とリハビリテーションの要点
        1)骨折
        2)認知症
        3)廃用症候群

     

    •  第9章 脳・神経系の発達と障害  森岡 周
    • A.胎児期における脳・神経系の発達と機能獲得
       1.脳の形成とその発達過程
        1)胎児期におけるニューロンの産生・分化・結合
        2)神経系の発達と機能獲得の関係
        3)脳の構造とその機能
      B.新生児期から乳児期にかけての脳・神経系の発達と機能獲得
       1.シナプス形成とミエリン形成
        1)シナプス形成に関連した発達過程
        2)ミエリン形成に関連した発達過程
       2.環境および身体経験と脳の発達との関係
        1)豊富な環境における脳の発達
        2)脳の発達における感受性期
       3.運動行動の発達とその障害
        1)反射運動の出現とその制御システム
        2)運動発達と神経経路網構築との関係
        3)運動障害と脳の機能不全
       4.大脳連合野の発達と運動機能との関係
        1)環境と身体の相互作用に基づく大脳連合野の発達
        2)手の運動発達と大脳連合野の機能との関係
      C.幼児期から青年期・成人期にかけての脳・神経系の発達と機能獲得
       1.認知発達のための神経基盤とその障害
        1)認知発達過程における感覚運動期
        2)認知発達過程における前操作期
        3)認知発達過程における具体的操作期と形式的操作期
        4)ワーキングメモリ機能とその発達障害
       2.社会性発達のための神経基盤とその障害
        1)情動の発達
        2)心の理論の神経基盤
        3)ミラーニューロンシステム
        4)自閉症における心の理論欠如仮説
        5)感情コントロールにおける内側前頭連合野の働き
        6)高次な感情の発達
      D.青年期から老年期にかけての脳・神経系の成熟
        1)加齢に伴う脳機能の変化
        2)前頭連合野の機能不全に基づくうつ症状
        3)認知症と脳の機能不全との関係

     

    •  第10章 内部機能(呼吸・循環・代謝)の発達と障害  矢部広樹
    • A.内部機能(呼吸・循環・代謝)の獲得過程と生涯発達
       1.呼吸に関する臓器・組織の発達と老化
        1)肺の発達
        2)肺胞・気管・気管支の発達
         ⑴ 肺胞
         ⑵ 気管・気管支   
        3)胸郭の発達
        4)呼吸に関する臓器・組織の老化
       2.循環に関する臓器・組織の発達と老化
        1)心臓の大きさの変化
        2)心臓の中隔と循環経路の変化
        3)心機能の加齢変化
       3.代謝に関する臓器・組織の発達と老化
        1)腎臓の発達と加齢変化
        2)骨格筋の発達
        3)骨格筋の加齢変化
        4)基礎代謝量からみる発達
      B.内部機能(呼吸・循環・代謝)の障害と評価
       1.呼吸機能の障害と評価
        1)呼吸機能の障害
    •    ⑴ 小児の呼吸器疾患
         ⑵ 高齢者の呼吸器疾患
        2)呼吸機能の評価
       2.循環機能の障害と評価
        1)循環機能の障害
         ⑴ 小児の心疾患
         ⑵ 高齢者の心疾患
        2)心拍数の評価
        3)血圧の評価
         ⑴ 小児の血圧の評価
         ⑵ 成人期以降の血圧の評価
       3.代謝能力の障害と評価
        1)腎機能の障害と評価
         ⑴ 小児の腎疾患
         ⑵ 高齢者の腎疾患
        2)代謝機能の障害
        3)代謝機能の評価
         ⑴ VO2max の評価
         ⑵ 嫌気性代謝閾値の評価
         ⑶ 体力および総合的な身体機能の評価
      C.リハビリテーション
        1)呼吸器系疾患に対するリハビリテーション
        2)循環器系疾患に対するリハビリテーション
        3)代謝系疾患に対するリハビリテーション
        4)リハビリテーションとリスク管理

     

    •  第11章 身体構造・運動機能の発達と障害  渡邉真生
    • A.身体構造の成長・発達
       1.身長・体重
         ⑴ 新生児期・乳児期(出生~1 歳)
         ⑵ 幼児期(1〜6 歳)
         ⑶ 学童期・前思春期(6〜12 歳)
         ⑷ 思春期(12〜18 歳)
         ⑸ 青年期〜成人期(18〜60 歳)
         ⑹ 老年期(61 歳〜)
       2.骨格
        1)骨
        2)脊柱・胸郭の形態
        3)筋・腱
      B.粗大運動の発達
       1.新生児期・乳児期(出生~1 歳)
        1)新生児期
        2)1〜2 カ月
        3)3 カ月
        4)4〜5 カ月
        5)6 カ月
        6)7〜8 カ月
        7)9〜10 カ月
        8)11 カ月
        9)12 カ月
       2.幼児期以降
      C.手指の巧緻機能の発達
      D.身体構造・機能の発達障害とリハビリテーション
       1.リハビリテーションを実施する際の留意点
        1)乳幼児期
        2)学童期
        3)青年期
        4)成人期
        5)老年期
       2.リハビリテーションの考え方
        1)基本動作の獲得
        2)ROM の確保
        3)筋力・体力の維持
        4)ADL の獲得と維持
        5)家族指導

     

    •  第12章 感覚・知覚および認知機能の発達と障害  佐藤葉子
    • A.感覚・知覚および認知機能の発達の概要
       1.感覚・知覚
       2.認知
        1)知能
        2)注意
        3)記憶
       3. 発達期別にみた感覚・知覚および認知機能の発達
        1)前期(胎児期・新生児期・乳幼児期)
         ⑴ 感覚・知覚
          ⒜ 視覚
          ⒝ 聴覚
          ⒞ 触覚
          ⒟ 前庭感覚
          ⒠ 嗅覚
         ⑵ 認知
        2)中期(学齢期以降)
         ⑴ 感覚・知覚
         ⑵ 認知
          ⒜ 知能
          ⒝ 注意
          ⒞ 記憶
        3)後期(成人期,老年期)
         ⑴ 感覚・知覚
         ⑵ 認知
      B.感覚・知覚および認知機能の障害と評価
       1.視覚
       2.固有感覚
       3.前庭感覚
       4.触覚
       5.聴覚
       6.味覚・嗅覚
       7.感覚領域全体に関する評価
        1)日本感覚統合インベントリー
        2)日本版感覚プロファイル
        3)その他
       8.認知に関する評価
      C.リハビリテーション
        1)各種代償方法および環境調整
        2)ビジョントレーニング
        3)感覚統合療法
        4)認知的アプローチ

     

      •  第13章 言語機能の発達と障害  岩村健司
      • A.言語の発達と言語の獲得過程
         1.言語の発達
         2.言語発達理解のための主な理論
          1)学習説
          2)生得説
          3)認知説
          4)社会相互作用説
          5)認知的制約理論
          6)社会語用論
          7)創発連立モデル
         3.言語の獲得過程
          1)音を聞くことから始まる言語発達
          2)前言語期の発達(0〜1 歳半)
          3)1〜2 歳の言語発達
          4)幼児期の言語発達(3〜5 歳)
          5)学童期の言語発達(6〜12 歳)
        B.言語聴覚障害の概要
         1.言語聴覚障害とその捉え方
          1)スピーチチェーンについて
          2) スピーチチェーンの各段階と主な言語聴覚障害との関係
        C. 言語聴覚療法の概要
         1.言語聴覚療法の定義
         2.言語聴覚障害の臨床の流れ
         3.言語聴覚障害への関わり方
          1)基本的な情報を収集する
          2)各種検査の利用
        D. 主な言語聴覚障害に対する指導・治療の概要
          1)聴覚障害に伴う言語聴覚障害
          2)言語発達障害
          3)吃音・流暢性障害
          4)高次脳機能障害
          5)失語症
          6)音声障害
          7)構音障害

     

    •  第14章 情緒・社会性の発達と障害  岩永竜一郎
    • A.情緒・社会性の発達とその障害
       1.新生児期
       2.乳児期
       3.幼児期
        1)幼児期前期
        2)幼児期後期
       4.学童期
       5.思春期・青年期
       6.成人前期
       7.成人中期
       8.老年期
      B.情緒・社会性の障害の評価
       1.検査法による評価
       2.面談や観察による評価
      C.リハビリテーション
       1.ソーシャルスキル指導
       2.ソーシャルストーリー
       3.表現療法(コラージュ療法)
       4.認知行動療法
       5.ペアレント・トレーニング
       6.環境調整

     

    •  第15章 発達評価と発達支援の実際  樋口正勝,八重樫貴之
    • A.人間発達の視点
       1.里程標的視点
       2.原因探求的視点
       3.リハビリテーションに必要な視点
        1)発達の相互作用性
        2)発達障害の状態像
      B.発達検査の進め方
      C.発達評価の理解と発達支援の実際
       1.ダウン症候群を呈した3 歳0 カ月児
        1)事例紹介
        2)検査法の選択・実施と検査結果の解釈に基づいた発達支援
       2.自閉症が疑われる3 歳6 カ月児
        1)事例紹介
        2)検査法の選択・実施と検査結果の解釈に基づいた発達支援
       3.自閉症を呈した4 歳児
        1)事例紹介
        2)検査法の選択・実施と検査結果の解釈に基づいた発達支援
       4.脳性麻痺(痙直型両麻痺)を呈した7 歳児
        1)事例紹介
        2)検査法の選択・実施と検査結果の解釈に基づいた発達支援
         ⑴ 運動機能,ADL 面
         ⑵ 認知機能,学習面
       5. 注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害,学習障害を有する10 歳児
        1)事例紹介
        2)検査法の選択・実施と検査結果の解釈に基づいた発達支援