理学療法36巻4号

特集 退院前訪問指導における理学療法士の役割   定価:1800円+税

退院前訪問指導は,退院後の患者が安全で効率的な生活を実現する上で重要な取り組みです.

また,退院前に患者が自宅の生活環境や自宅内で実際に動作を行い,支障となる動作の種類および支障の程度を把握することは,入院中の課題志向型アプローチを推進する上でも有用となります. 

本特集では,理学療法士が行う退院前訪問指導の意義と役割を含む基本的な考え方,そして障害特性に応じた具体的な指導の要点について,経験豊富な方々に解説していただきます.

  • 退院前訪問指導における理学療法士の役割
  •  【髙橋義和,立丸允啓,小泉幸毅】
  • ・退院前訪問指導の位置付け
  • ・退院前訪問指導での理学療法士の3つの役割
  • ・効果的な退院前訪問指導にする工夫
  • ・退院前訪問指導の現状と課題
  • 退院前訪問指導における多職種連携のあり方―患者さんの生活と人生について患者さんと多職種で考えるために
  •  【植竹日奈】
  • ・診療報酬の仕組み
  • ・退院前訪問指導の目的・意義
  • ・退院前訪問指導に関わる職種
  • ・退院前訪問指導の実際
  • ・退院前訪問指導における多職種連携において理学療法士にお願いしたいこと
  • 退院前訪問指導における家屋周辺および家屋内の調査のポイント
  •  【井手伸二,中島龍星,藤本剛丈,三浦恭平】
  • ・訪問指導におけるPTの役割
  • ・早期訪問の目的と進め方
  • ・中期訪問の目的と進め方
  • ・訪問PTによる生活期訪問指導
  • 退院前訪問指導における理学療法士の役割─脳卒中片麻痺患者の場合
  •  【渡邉 充,関公輔】
  • ・脳卒中による脳損傷の影響
  • ・障害像を踏まえた理学療法アプローチの展開
  • ・退院前訪問指導に備えた入院中の評価内容
  • ・事例紹介
  • 退院前訪問指導における理学療法士の役割─パーキンソン病患者の場合
  •  【村尾彰悟,江口宏,野尻晋一】
  • ・PD患者に退院前訪問指導を行う意義と生活構造の視点
  • ・PD患者にとってバリアとなる場所,動作支援が必要となる場所の把握と改修
  • ・改修後の動作指導のポイントと介助指導のポイント
  • ・改修を要さなかった場所での動作指導のポイント
  • ・今後の課題
  • 退院前訪問指導における理学療法士の役割─脊髄損傷患者の場合
  •  【波多野 直,藤縄光留,平田学,小泉千秋】
  • ・脊損者の退院前訪問指導の基本的な考え方
  • ・脊損者の退院前訪問指導の実際とポイント
  • 退院前訪問指導における理学療法士の役割─高齢骨折患者の場合
  •  【中村浩輔,森本浩之,岡田真実,酒井成輝,山本航暉】
  • ・高齢骨折患者の退院前訪問指導の目的
  • ・高齢骨折患者の退院前訪問指導に必要な評価
  • ・大腿骨近位部骨折と椎体圧迫骨折の患者のリスク管理のポイント
  • ・症例提示

● 講 座

    • 臨床薬理学と理学療法19―悪性腫瘍治療薬1
    •  【伊藤猛雄,伊藤直子】
    • ・悪性腫瘍総論
    • ・悪性腫瘍治療薬総論
    • ・化学療法薬

● 短 報

      • 回復遅延型ギラン・バレー症候群患者の起居動作,歩行,セルフケアの自立の特徴
         【鳥山貴大,浅井直樹,浅沼満,藤縄光留,丸谷守保】

● 本の紹介

      • 中川法一編『セラピスト教育のためのクリニカル・クラークシップのすすめ 第3版』
         【小川克巳】

 

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