
スパイラル・テーピング 機能的障害編
田中信孝 編著
B5判 528頁 2色刷 写真・図多数 2004年
ISBN13桁978-4-944026-21-0
ISBN10桁4-944026-21-8
定価27,500円(税込)
- 著者の長年の経験から導き出されたスパイラル・テーピング療法の集大成
- スパイラル・テーピング療法に携わるすべての人の必携書
- 「私たちにできる『徒手による種々の検査法や処置法』には,普遍性や再現性といった点でさまざまな問題がありがちである.そこで,私はおよそ9年前からスパイラルOTを使用し,そこから得られる膨大なデータを集積・整理することにより,今までの徒手検査では分類・分析しにくかった処置法を明確にして,STテストの検査法の幅を広げることができたのである.さらに,5年前より症状別に対応する処置法をコンピュータにより数値化し,スパイラルOT-103から得た情報を自動判定(つまり「客観的診断や回復の判定」)ができるまでに至った.これまでの集大成でもある.」(序文より)
- 札幌医科大学および大阪市立大学で行われたスパイラル・テーピングの効果研究に関する3編の論文を序章に収録した.
主要目次
- 序章 スパイラル・テーピングの効果研究報告
- 女性腰椎疾患・腰痛症患者50例に対するSpiral Tapingの検査・処置とその効果についての考察/痛みに伴う運動制限がある6例におけるテーピング(スパイラルテーピング)の効果に関する考察/肩インピンジメント症候群へのSpiral TapingでのConstant法評価─肩インピンジメント症候群8症例での検討
- 第1章 STテスト・スパイラルOTによる施術部位判定の基本とテーピング
- 系の判定法:左方系・右方系,テープの方向および軸/頸の回旋制限の判定法:主従の判定/型の判定法:関節型・筋肉型・神経型/方向の判定法:前・後・左・右/足関節背屈制限有無の判定法/水毒・お血の判定法/股関節開排制限有無の判定法/良性肢位の判定法/寒・熱の判定法/熱の所在の判定法とテーピング/経穴療法とテーピング/寒の所在の判定法とテーピング/東洋医学的療法:奇経療法の検査点とテーピング/5邪に対する通電療法/川柳貼り
- 第2章 頸部と手背・腰部と足背との相関関係
- 頸部と手背・腰部と足背との相関関係/型式別テーピング/ペイン療法/生体の筋調整法/ベイシック療法/屈筋・伸筋に対するテーピング/屈筋・伸筋による疼痛の分類/生体バランス正常・異常の判定法とテーピング
- 第3章 局所調整の目安と処置法
- 局所調整の目安/各部位のテーピング/六部定位:通流値測定による脈診の判定法/放心・活の治療法(精神・神経症)/ホルモンに対するテーピング/股関節開排制限の判定法とテーピング:スポーツ障害/痛み・運動制限の判定法:手技およびテーピングによる有効性の判定/ブロック別バランス療法/顎関節症(顎内障)/肩甲骨と骨盤の調整
- 第4章 判定法まとめ
- 自動判定Ⅰ/自動判定Ⅱ